治療に使用するもの

 

鍼・・・太さ0.10mm~0.14mm

    刺す深さはほんの数mm


鍼は深く刺すからよく効くというわけではありません。

当院では、切皮程度(鍼先が皮膚に触れる程度)の刺激でも十分な治療効果が得られるとの考えをもとに経絡(けいらく)を整える施術を行っております。

鍼に苦手意識がある方でも安心して、リラックスしながら治療を受けて頂けることができます。


※経絡とはツボとツボをつないだ通路のようなもので、身体中を巡っています。

鍼灸施術では、不調の出ている所とは全く離れた場所に鍼をすることがよくあります。

(腰痛の治療をするときに腰ではなく脚にするなど)

患部に直接触れなくても、正しいツボに刺激を与えることにより、そのツボが関わる経絡に影響して治療することができるからです。



 

灸・・・直接灸(点灸)、間接灸(台座灸)、箱灸

 

直接灸(点灸)とは、半米粒大ぐらいのもぐさを皮膚に直接のせるお灸です。

当院では皮膚にシールを貼った上にお灸をするのでやけどの心配はありません。

ツボにピンポイントで刺激を与えることができます。

 

間接灸(台座灸)とは、皮膚ともぐさの間に物を挟んで点火し、間接的に温めるお灸です。

生姜灸、ニンニク灸、びわの葉灸など。

一般的に知られているものだとせんねん灸などもこちらのタイプに含まれます。

直接灸とは異なり、やけどのリスクも少ないので、ご家庭でのセルフケアにも使えます。

ご希望があれば使用方法などのアドバイスもさせていただきますので、お気軽にお声がけください。

 

箱灸とは、箱型のお灸です。

広範囲を温めることができ、主にお腹や背中に用います。

打ち抜きの灸といって、お腹と背中の両方を温めると内臓への血流が良くなり、体の芯からしっかりと温まって冷え性の改善にも効果的です。